2024/1

大親Twitterの改悪がすすむ。

思えば小学生の頃から日記を書き、中学生でTwitterに出会い、時折つなびやtumblerも挟みつつ、全てのことを記録して生きてきた。

アナログで書くのも、それにはそれの良さがあるのだけれど、ふとした時の感情の昂りを、リアルに残すことができるのはやはりTwitterであったのに。まあ改悪だ。

最近、新しい演者にハマり、以前自分のことよりも大切だった宝物のことをよく思い出す。その日々が、あまりに濃厚で、あまりにたくさんのものを与えてくれていたから、というのも、彼との思い出をよく覚えている理由の1つではあるが、ムカついたことも泣いたことも、嬉しかったことも楽しかったことも、すべてTwitterに残していたからだなー、なんて気づいた。

365日すべての日に、感情がある。

何も捨てたくないので、はてブを信用してみようと思う。

ということで毎月の記録を残していく。

(まあ私は自分の書く文章が、世界一すきですし)

  • 雑感

1月1日。社会人最初の3年間を過ごした北陸で大きな地震があった。毎年恒例となっている友人との食事会の最中の出来事で、パニックになったことを覚えている。私があの富山に、これほどまでの大きな感情を持っていることは、さすがの友人も気づいておらず、(自分ですら驚いた)焼き上がった餃子の前で、感情を押し殺した。

帰り道の電車でひとりひどく泣いた。思うにあの北陸は不遇の地だ。365日中350日が曇っていて、交通の弁も悪い。富山は何が起こっても、きっと東京にはなれない。そんなあの地でも、毎日たのしく、あたたかく過ごすあの人たちが、ほんとうにすきだった。

知り合いの職員から、年末年始のあいさつLINEが届いていたので、とりあえず返信をした。まだ幼い息子さんが、不安で様子がおかしい、と痛々しい返信が来た。自分のメンタルも限界だったため、何を返していいのかわからず、スマホを置いた。

年末年始の休暇で、実家に帰っていたので、母に不用意な発言をされたことも痛かった。いや、母はやさしく純粋な人なので、ただ、数ヶ月前まで娘があの土地で働いていた、つまりは今はもうあの土地にいないことに、安心しただけなのだから、責めるつもりは毛頭ない。そんな中、私のいちばんの理解者であると認識している祖父が「すぐに復興する、自衛隊ががんばるよ」とだけ言って、その後一切触れなかったことに心から感謝した。口下手で防大卒で元陸自幹部であることを今でも誇りとしている祖父が言う、私への精一杯の励ましだったのだと思う。

あの北陸の寒い夜を、震えて過ごすことが、一刻もはやくなくなりますように。うつくしくあたたかい北陸の、復興を心から祈ります。

 

  • 少年社中25周年記念ファイナル 第42回公演「テンペスト

1/15ソワレ

評判がよかったので1週間前に思い立ってチケットを取った。二次元の推しのイベントで主題となっていたテンペストだったし、戦国鍋から知っている拡樹くんが出るので見たくて。

前日に人生初のぎっくり腰となり、観劇を断念。

健康第一だなと気を引き締めた。

 

  • OTOKOMAE フェス

1/16

なぜか友人Iと互いの推したちが集結するとのことで参戦。午前中労働して、午後休を取って合流。コルセットをはめつつ、会場前の明治神宮を参拝するなどした。いろんな友人がいるが、Iとは散歩をしながら話をするのがなにより楽しい。

私のかるーい推しであるワンエンオンリーはまあ、、、というかんじだった。私がフェスに出るなら、もっと盛り上がる曲で固めるかなあと思う。せっかく踊れる曲も、かわいい曲もあるのに、なんだかもったいない感じではあった。というかそもそもなんであのネルケのフェスに出たんだろうね、、、?

高野洸さんを見たり(かなりよくってハマらないように必死だった)、Iの最推し佐藤流司さんを見て「好きそ〜、、、」となるなど、たのしいフェスだった。

個人的MVPはボイメン兄さんたち。私はかつて名古屋でスタダオタクをしており、夏の久屋広場やオアシスに通った人間なので、ボイメン兄さんたちは正直顔見知り。仲の良い友人SとMはボイメンガチ勢だったので、連れられてよくボイメン単体の現場にも足を運んだし、ほぼ全ての曲でコールができる。勝くんやゆーちゃむが抜けたあたりから、だんだんよくわからなくなっていて(ちょうどその頃私の宝物もスタダのグループを脱退し、SとMも祭nineに降りた)正直「ボイメンは終わり」と思っていたのだけれど、BMCAが流れた瞬間に懐かしすぎてすこし泣いてしまった。

私にとって、ボイメン兄さんたちは青春の象徴なので。変わらないものがここにあった。いつだって、どんなにアウェイだって彼らはガムシャラで、笑わせてくれる。Sが推していたつーじーが、いつかの勝くんのように引っ張っていて、進化を感じた。

新曲ブーカブーカ→誰もがメロディを知っているBMCA→再度録画OKのブーカブーカ、というセトリもお見事で、東海のショッピングモールを駆け巡っていた彼らの場数が、経験が、すべてに現れていた。おなじく名古屋から東京に出てきた人間として、なんだか励まされて、もう少し東京でがんばろうと思えた。不本意ながら新年1発目の現場となったが、新年1発目にぴったりの現場だった。

 

  • KOJI KOMINAMI 29th BIRTHDAY EVENT

1/20

何を隠そう新しい推しである。小南光司くんのバーイベ、軽い気持ちで見に行ったギアミュでめろめろになり、気づいたらFCに入り、チケットを抑えていた。宝物を推していたときも、彼の歌やダンスがだいすきだったので、トークイベントなどには足を運んでいなかった。そのため、楽しめるか正直不安ではあった。

結論としては思っていたより楽しかった。トークや企画はまあ、、、というかんじではあったが、彼がやりたがったという一人芝居は見応えがあった。各部変わるゲストによって、空気感やストーリーさえも変わってしまうのは純粋にエンタメとしておもしろいし、何よりもやはり「俳優」である彼が、その本業である「芝居」を自身だけが主役であるバーイベでも見せようという気概はすきだなあと感じた。

よくわからないまま10連回したくじで、ミーグリを引き当て、はじめてお話ができたのも良かった。はじめて宝物と話した時に言ったことと同じことを言ってみて、返しを見るという最低な遊びをしてしまいましたが、、、

小南くんはどうも自分に自信がなくて、私がめろめろになったルルも、「自分とは違う、離れた、つよつよなキャラ」と言っていた。確かにこの数ヶ月見ていてわかるように、小南くんはつよつよ©️からは遠い。けれど、だからこそ、そんな小南くんが、カリスマに溢れたつよつよ©️なキャラを演じ切ってくれるたびに、裏に隠れたたくさんの努力や気持ちが伝わってきてうれしい。うまく伝えられなかったけれど、私は応援しています。

3部通しで入ったので、チェキも撮れた。お触り厳禁、「お話会じゃありませーん」と会話も許されない界隈で育ったオタクなので、距離感にはかなりびびった。私は背の高い方の人間のため、宝物とツーショを撮る時にはいつも私の方が背が高くなってしまうことを心配していたが、そんな心配をすることなく隣に並ぶことができたのもうれしかった。私は自分の長身がかなりすきなので。

あと、顔面のお直しを始めてからはじめて撮った有料写真だったので(言い方)、以前宝物と撮った頃よりもかわいく写っていてうれしかった。これからもどんどん改善していっちゃおっと。 

私のポーズ指定に「いいよ、ハートね」と優しい声が左上から聞こえてくるのには、さすがにめろめろになった。

ロマンティッククルージン

ロマンティッククルージン

  • provided courtesy of iTunes

Spica  いっしょにおどろう

Altair きみをみつけたから

ずっとこのまま

同担のみが集まる厳しい会場でイヤホンからずっと流していた曲。こんなハッピーでたのしい日々にこれからもしていきたい。

 

  • 「HIGH CARD the STAGE -CRACK A HAND-」

1/21ソワレ、1/29千秋楽

おなじくギアミュで気になったあかざーさんが歌うということでこれまた軽率にチケットを抑えた。けど、、、うん、、、

21日ソワレ。何に不満があるわけではなくて、キャストはみんな愛らしくて、楽しいと思ったんだけど、どうもしっくりこなかった。

おそらく理由のひとつは客降り。チケット売れなかったんだろうね、どんどん特典が足されていくうちのひとつで、客降りしてカードを配る回だった。これがまあ、嫌。元々宝物を推していた頃は、強めの同担拒否ではあったけど、別に今はそんなことはないから(というかこの舞台に「推し」はいない)、きっと舞台の世界観を壊すから嫌なんだと思う。世界観の中に存在しない、観客の姿が目に入ってくるのが嫌だし、たまに世界観にそぐわない振る舞いをするキャストがいるのも嫌。

もう一つの理由が、ガラガラの客席。2.5の舞台をあまり見たことがないので、おそらくどの舞台もこんなものなのかもしれないけれど、全然埋まっていないのってやっぱりかなしい。それと同時に、なんだか自分が「客観的に見ておもしろくないもの」を見て喜んでいる気持ちになって、みじめになる。(決してハイカステが「私の主観的におもしろくないもの」だったという訳ではない)オタクに感じるみじめさをひしひしと伝えてくるようで、すごく嫌な気持ちになった。あかざーくんのよく通る声も、ガラガラの客席じゃむなしいだけだ。

そしてこれがいちばんの理由なんだけど、シンプルに原作のストーリーが私好みではないんだろうな。私は、友人が「助けたい妹の命と引き換えに自分は死ぬ」と言ったら、止められない人間なので。友人のその選択を尊重してしまうので。まあクリスが本当は誰かに止めてほしかったっていう解釈もあるかもだけど、だとしたら私は、そんな大切な決断を誰かに託すな、と思ってしまうし、結局どうしてもそのストーリーの根幹に共感できなかった。

とはいえ満席の劇場で見た千秋楽は普通に楽しめた。(本当は21ソワレの後味が苦過ぎて行きたくてやや遅刻した)やっぱりあかざーさんはくるくる変わる表情が本当に魅力的で、見ているのがたのしい人。主人公が似合うなあと思った。あとがーくんのアドリブ大好き。ドラマティカact3の帽子屋がハマり役すぎて感心したけれど、どこでも楽しそうにお芝居するね。そしてばしこのレオちゃまがあまりにかわいくて、、、ああ、、、

 

  • 舞台「ある閉ざされた雪の山荘で」

1/22ソワレ、1/23ソワレ、1/27マチネ、1/28千秋楽

ほんとうにほんとうに大切な作品になった。小南くんをギアミュで見つけて、はじめての役が雨宮でほんとうによかった。

とにかく雨宮がめろめろすぎる。出てきた瞬間からめろめろすぎた。昭和の好青年ルックがあまりに似合う。ゆりえと付き合っていながら、それを隠して、ゆりえに真っ向からアタックする田所を余裕そうに嗜める雨宮にもうめろめろ。あまりに良すぎる。お風呂に入る前に下手のベンチに3人で座っておしゃべりするシーンがすきすぎて、にやにやしすぎて口角が痛かった。

本格的に雨宮がめろすぎて、「これは作品を楽しめないかも、、、」と途中かなり心配した。エンタメ作品を演者ありきで見ることって普通に失礼だしもったいないと思うタイプなので、あー、推し方失敗したかもな、と凹んだりもした。

けれどすべて杞憂だった。なぜなら雨宮のことがきらいで仕方なくなったから。雅美の好意に気づいていながら、悪気なくあーいうことができる人間なんだ。いるなー、こういうモテ男。ともあれ私は雨宮、ゆりえ、温子のしたことは、「殺人」とおなじだし、謝って許されることでは決してないと思う。(だって確かに舞台上の雅美を殺しているんだし。)下手したらルルや、小南くんの代表作であるさくまれーなんかより、物腰柔らかくて優等生である小南くんに近い役なのに、なんだかとても不思議な感覚だった。しばらくもやもや、イライラしたまま通った。

そんな中で、本多がだいすきだった。「なんだってしてやる」なんて優しい言葉なんだろう。張り詰めた殺人シーンをやりこなした本多が、雅美の前でビデオの話をするシーンだけ、妙にぎこちないのにとても愛を感じた。嘘をついていた、とバレれば、雅美を傷つけることをわかっていながら、それでも「芝居」でやり切ろうとした彼は、雅美のことと同じくらい、きっと「芝居」を愛していて、「芝居」の力を信用しているんだろうなと思った。

最後の本多と雅美の手を取り合うシーンでは、毎公演嗚咽が漏れるほど泣いた。公演によって本多から握っていたり、雅美から握っていたりしたのがほんとうによかった。2日目ソワレで、遠慮がちに触れた本多の手を、固く握った雅美に大泣きした。

雨宮がしっくり来始めたのは、少し日を置いた観劇となった6日目のことだった。なんだかこの日の雨宮はとても良かった。自分のしでかしたことのおろかさと残酷さに気づいて、心から詫びていることが伝わってきて、うまく言えないけれどなんだかすごく良かった。しっくり来なかった雨宮という役を、小南くんの力で納得させられたいい経験だった。雅美の実家に行ったことを責められた雨宮の「じゃあ放っておけというのか?」、やさしく静かに怒っているかんじが、小南くんのやさしさとリンクしてすごくすき。

そしてやっぱり千秋楽はよかった。最後の謎解きシーンで、鼻水を垂らしている小南くんに驚いた。私の知っている小南くんはすかしたモデル上がりの俳優なので(←あえての失礼です)、すぐに拭くと思って見ていたのだけれど、微動だにせずに詫び続ける雨宮がよかった。

小南くんに言われた通り、原作は途中(千秋楽前)に一気読みした。原作でも雨宮は容姿の端麗さに触れられており、ハマり役だったなあと嬉しくなった。

だけど、そもそものストーリーが、俳優には思うところがあるのではなかろうか。「舞台に上がるにはそれだけじゃだめってことだよ」「君が演じたのがマクベスだったら」という台詞の残酷さを、小南くんはどう考えるかな。小南くんは確かにルルで、さくまれーだけど、スザクじゃないし、スバルでもない。それはきっと一般的には恵まれたと言われるスタイルや、綺麗な顔から生まれる雰囲気から、確かに起因するものだろう。皮肉にも先日見たハイカステでも、あかざーの「主役力」について触れてしまった。

やりたい役と、もらえる役、そのギャップについて、小南くんにも聞いてみたいけれど、きっとまだ傷つけるだろうな。そんなことを考えながらただただ雨宮にめろめろになることもできず、毎公演大泣きしていた。はじめて俳優のオタクをしていく中で、最初に見られてほんとうに良かった。

Fly Me to the Star

Fly Me to the Star

  • provided courtesy of iTunes

私ずっとあなたを見てた

孤独を置いてきたみたい

今宵月も 笑いかける こっちを向いて

気持ち伝えること できなくて

いろんな人生を浮かべ

演じてみるの あなたの気を 惹きたいから

たまに不安になる だって

あなたがいなくなりそうで

輝く目に 私以外 映さないで

公演期間ずっと聞いていた、本多、雅美、雨宮の曲。

 

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じごステの稽古もある中で、バーイベから駆け抜けた1週間、毎日楽しくてとても思い出になった!